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リチア電器

たまに訪れてはふらっとお話ししてゆきます。

あの太陽を撃ち墜とせ -KAT-TUN「RAY」の歌詞世界を勝手に旅する-

KAT-TUN 歌詞

 

 

 

【前提】

1.彼らは反逆者である

2.彼らはそれを革命と呼ぶ

3.彼らは月を信じている

4.彼らは太陽に反逆する

5.これは神殺しである

 

…さて!なんのこっちゃという話ですが私はアイドルの話をしています。アイドルの、それもたった一曲のお話。

 

KAT-TUNの楽曲、「RAY」は24枚目のシングル、「KISS KISS KISS」のカップリングの一曲として世に放たれ、発表当時から音楽性、及び歌詞の完成度の高さ、そして歌割りの巧みさからファンの中でも非常に注目度の高かった楽曲ですが、その真価は5月のquarterコンで爆薬の炸裂と共に遺憾無く発揮されました。

その辺の話と歌詞の面白さはこの記事を読むとさらによくわかるよ!

choronao.hatenablog.com


RAYの進撃は止まらない。それがよく表れたのが本年度のジャニーズ楽曲大賞2015でしょうか。

(例年カツン担は楽曲大賞というジャニオタ運動会では校舎裏で煙草吸ってて出てこないんですが本年、RAYを担いで校舎裏からみんな出てきてみるとなんか例年比結構上位に食い込んでいたという、アレ)

 

さらにかなり最近の曲でありながら10周年のベスト盤にも収録されるという快進撃。
ざっくり言うと「これが嫌いなカツン担はいないだろ!ってみんな言う、スペオキもびっくりのスピードでカツン楽曲街道のスターダムを爆走している曲」、かな!

前置き伸びた。

 

で、この曲の歌い出しがとんでもないキラーフレーズなのです。

 

「革命の前夜だって 街はやけにざわめいて」

 

革命て。しかももう前夜て。アイドル世界は広しといえどいきなり革命起こそうとするのなんてKAT-TUNかよっぽどの大富豪フリークぐらいな気がします。何が始まるかもわかんないのにもう壮大。

 


【問い】

では、「RAY」で革命しようとしている相手は何なのか?

 

…そして私の思考は何故か冒頭の【前提】に漂着したわけです。(ほんとどうしてだ)

KAT-TUNは太陽への「革命」を仕掛けているとしたなら?

 

ここからが本題!RAYの歌詞をかいつまみながらふわふわと走り出した考察とも言いがたい何かだよ!

 

人は太陽には辿り着けない。天に翔けた馬車は墜落し、そびえ立った塔は崩落する。そういうさだめです。だからこそあれは尊くて、強大なのです。無くてはならないと皆が言う。世界はあれを中心に回っていた。たしかにかつてはそうだった。太陽は、神だった。

 

例えば今よりずっと荒廃した世界*1、破壊されたオゾン層と苛烈に肥大を続ける太陽。それにより紫外線と熱線の驚異にさらされた人類は身体の機械化に成功、身体機能と魂を堅牢な白銀の器に置換する者達が現れます。しかしそれと同時に仮初めの器は感情を溢れ落とす。
「愛し合う事がプログラムされてはいない」「涙さえ流せはしない」うえだくんは既に半身がしろがねに輝いています。

 

かつての豊穣の象徴は今では災禍の化身です。そのうち夜にこそ安寧を求め、太陽を恨むものが現れる。彼らが信じたものは「月」。太陽を殺すことを決意し、革命を首謀する。それがかめ「ベルベットムーン」にファナティックであればあるほど良い。

 

「あの太陽燃え尽きて 世界の時計止まったら?」
「永久凍土の中 奈落までへとフリーフォールで。」

 

例え太陽を撃ち落とせたとて次に来たるのは永久凍土の奈落なのである、それを知っている科学者中丸くん「仮初めの君」と夜な夜な踊る彼は、膨れ上がる太陽に呑み込まれ、小さな輝きたちの消えた「宙」に代替機関『星』を打ち上げた張本人です。瞬くフェイク「仮初めの君」「本当の名」に応答しなくなった世界を疎んでいます。

 

さて、そんな中丸くんに「革命」の行く先を問いかけたのは田口くんです。彼も、月を信じる一人、そして太陽を憎んでいたもの。今やその気持ちが何であったかはわからないのです「放っておいて」見目の変わらない、彼の心臓は白銀に輝く動力機関でした。そして、その部位の置換技術を持ちうるのは、世界にたった一人、白銀技術の創始者のみだということはもはや誰も知りえません。

 

ざわめいた街で始まる神殺し。彼らの呼ぶ「革命」熱波に焼かれようと孤独な革命軍は進む、翼が蕩け落ちても。「この身 朽ち果て」ても。そして訪れるのが「カタストロフ」であろうとそれだっていいのです。

 

「パンドラだろうと解き明かしてあげる」
「アイシテルヨと笑って」

 


…なーんちゃってな!

 

何を一人で盛り上がっているんだろう私は!すみませんでした。走り始めたら止まらなくなったのでとりあえずどこかに着地したかった。GIRLが不在だ。

 

しかし「RAY」の意味を調べますと

ejje.weblio.jp

物理用語の「熱線」「放射線」辺りにもぶち当たったので遠からじとも近からじ…?とちょっぴりだけ思っちゃったりもします。

 

なんにしたっても4分前後の曲からこれだけの世界が膨らんでゆく歌詞を書いてくださったFOREST YOUNG先生と、なんといいましょうか劇めいた歌割をしてくださった方に乾杯であります。

 

 

なんとないイメージソースは古代中国神話「射日神話」、アポロンの馬車、バベルの塔雪の女王とか、その辺。

 

(追記)そういえばこの曲が披露された2回は衣装の色が初日→赤、二日目→金色と変化したことを(赤衣装亡霊として半ば恨んでいたので)ずっと疑問に思っていたのですが、

(参照)

twitter.com

何か関連性があったり、物語に沿った恣意的な操作があったというのだろうか。

 

 

*1:※これを書いているやつは世界の最後に二人きり、が性癖なのですぐ世界を終わらせようとするぞ!